歌舞伎と宝塚

お昼は、新橋演舞場まで。
樹林伸原作の新作歌舞伎「石川五右衛門」。
石川五右衛門が清の太祖になるというお話です。
ネタバレというよりも、これをしって観た方がわかりいいと思います。
海老蔵の五右衛門。右近の太閤秀吉。孝太郎の茶々。
そして、女真国の残虐な王・ワンハンに獅童
ワンハンの部下の女将軍・櫻嵐女に笑三郎
3階席正面2列目でしたが、演舞場は客席の奥行がそれほどないので
安い割にはとても見やすい席でした。

ただ、素人考えですが
獅童の隈取にひと工夫あったほうがよかったような。

五右衛門が茶々を救うために現れる場面での宙乗り
なんとカラスたちにつかまって空から現れるという趣向。
鬼太郎を連想してしまいました。
こういうのは3階の方がお得ですね。
   ※   ※
夜は東京宝塚劇場
宙組凰稀かなめのサヨナラ公演でした。
久々に1階席。
お正月ですからね。
ミュージカル「白夜の誓い」は、
スエーデン中興の王であるグスタフ三世の生涯を描く作品。
凰稀かなめにぴったりの役です。
ただ、ストーリーは散漫でした。
グスタフとエグモント伯爵夫人の道ならぬ恋かと思えば
美咲凛音の役は、グスタフの妻・ソフィア・・・
銀河英雄伝説」といい「風と共に去りぬ」といい「ベルばら」といい
美咲はほんとに運のないトップ娘役だと思います。
次期トップ・朝夏まなとの相手役としては
ぜひいい役をもらってほしいです。
ショーは藤井先生の「フェニックス宝塚!!」。
サヨナラにふさわしいとてもいいショーでした。
オーソドックスな藤井先生らしからぬラストの処理がいいです。
   ※    ※
朝夏・宙組のお披露目は「王家に捧ぐ歌」の再演だそうです。
アイーダは男役さんだと思いますから、美咲はアムネリウスですね。
月組の初演では檀れいのアムネリウスでしたが、ゲスト出演した星組二番手・安蘭けいアイーダが当然のことながら目立ってました。
そういえば、エトワールもとーこはんだったのでした。