高遠ブックフェスティバル

taihouji212010-09-20

本日は5時前に起床。5時半に家を出て新宿。新宿から7時発の高速バスで長野県の高遠にむかう。
ライターのトロさんたち3人が共同経営する古書店「本の家」がある高遠は、ヨーロッパ各地にある「本の街」のように、古本での町おこしを目指している。地元の秋祭りにあわせて開催される「ブック・フェスティバル」はその一環。今年は2回目である。
中央高速を走った大型バスは岡谷ジャンクションを降りたところまで。高遠までは行くためには国道沿いのコンビニの駐車場でマイクロバスに乗り換える。乗客は14人。みんなブックフェアが目的のようだ。バスは10時20分に高遠文化センターの駐車場に到着。
いい雰囲気だね。山の緑に囲まれて、落ち着いた街並みがある。火の見櫓、白壁の蔵……。あたしは都会も苦手だが、完全な田舎は苦手だから、これくらいの田舎がちょうどいい。高遠は城下町でありながら、鉄道からも高速道路からもずいぶん離れたところにあるので、懐かしいような風景が残っているのだろう。
駐車場からそのままフェスティバルの本部にむかってしまったので、迎えに来てくれた宮坂君といき違ってしまった。本部で地図をもらって「本の家」に着いたら、トロさんが「あれ、宮坂君に逢わなかった?」と。
トロさん責任編集の新雑誌「レポ」を購入したり、本を眺めていたら(「フォークリポート」のバックナンバーが欲しかったけど高くて手が出ず)、トロさんから宮坂君の父君を紹介してもらった。宮坂家は、高遠に近い、というか今は高遠を合併した伊奈にある。前日からトロさんを手伝うために高遠入りしている宮坂君は、実家に泊まって父君に車で送ってきてもらっていたのだった。
宮坂君の案内で、高遠城趾公園や、藩校・進徳館、美術館、歴史博物館などを見学。昼は名物・高遠そばをいただく。2時から二宮尊徳のキャラクター「ニノちゃん」の着ぐるみを着てフェスティバルを盛り上げるという、うらやましい役目のある宮坂君と別れて街をぶらぶら。老後を過ごすにはいいところだと思う。フェスティバルも手作り感があって、これはこれでいいのだ。
4時前に着ぐるみの汗を流すという宮坂君と、地元の温泉施設「さくらの湯」へ。なかなかいい温泉だ。湯上がりのビールも旨い!!
宮坂君の母上や、叔母上にもご挨拶して、いやぁ、高遠は宮坂家総出なのだった。
17時半のバスで帰還。途中、大渋滞に巻き込まれて、新宿着は11時半。途中では「1時になるかもしれない」、というアナウンスもあったので、11時半でも順調だったほう。やれやれである。東西線の最終にも無事間に合って、わが家には1時前に帰還。
就寝は3時。実に23時間近く起きていたことになる。眠いけど、中身の濃い一日だったねぇ。