みやわき先生訃報/玉三郎・牡丹亭

仕事場に出たら、みやわき心太郎先生の訃報。
中学時代に「ハートコレクション」の大ファンだったのである。初めてお会いしたのはさいとうプロの新年会。自己紹介で「想田四くんの友人です」と言ったら、「そうですか」と関西弁で応えてくれた。その後、新年会や四ちゃんの会や、いろいろなところでご一緒させてもらった。春の「非実在青少年」に関する集会では、立ち見だったあたしを先生が「ここあいてるよ」と隣に座らせてくれたのだった。8月の四ちゃんの会にもコミケ会場から駆けつけてくれた。「学生の教え方で困ってますねん」と相談したら、「学生には『君はどう思う』と聞いてあげないと」と教えていただいた。にわかには信じられない思いだ。
『オフィス7』の校正。
『マンガ大学』の解説をスタート。
イーブックの宮坂君から電話。
『フリースタイル』の吉田さんからは『フリースタイル』次号の件でメールと電話。
7時から、赤坂ACTシアター玉三郎昆劇『牡丹亭』。
中国のファンタジーである。玉三郎の演出がそうなのかもしれないが、形を重んじる京劇に対し、昆劇は情を大切にしているように感じた。
夢の中ですてきな柳夢梅に出会った杜麗娘は恋煩いに。寝食進まなくなってついに死んでしまう。彼女の屍を埋めた花園に通りかかった柳夢梅は・・・・。このお芝居のラストのような奇跡がみやわき先生にも起きれば・・・・。