二月花形歌舞伎

夜来の雨。なかなかやまないので散歩は中止。
仕事場に出たら、S社K氏から「支払調書を送ったら住所違いで戻って来た」というメール。S社の仕事をやっていたのは、東京に出て１、2年の頃だったからだ。その後引っ越して、去年の仕事は10年ぶりだったことになる。大急ぎで今の住所を連絡。決算の入力を少し片づけてから、耳鼻科へ。
昼は「めんや」。雨も上がったので、梅まつり開催中の湯島天神まで散歩することにした。梅はまだ五分咲き程度。そこで宝物館で「天神様と梅」の展示を観ることに。深水の「御手前」「白梅」、大観の「紅梅」、青邨の「紅白梅」など。
湯島のあたりにはまだ昔の家屋が残っていて風情がある。坂道もいい。
戻って「フリースタイル」の原稿を書き、「まんがのソムリエ」書き始める。
夜は、京橋の「ル　テアトル銀座」で「二月花形歌舞伎」。染五郎の与兵衛、亀治郎のお吉で「女殺油地獄」。若高麗屋は当たり役。ドライな現代的な与兵衛である。欲を言えば松嶋屋のような凄みのある色気がほしい。舞台を嵩上げして盆をつくっていたのが面白かった。