ノバ・ボサ・ノバ

曇り。少し長い散歩
午後2時過ぎに家を出て日比谷。東京宝塚劇場星組公演。「ノバ・ボサ・ノバ」「めぐり会いは再び」。
ノバ・ボサと言えば、『宝塚歌劇ワンダーランド』をつくったときに、劇場でアンケートを実施して、ショーの再演希望でダントツの1位になった演目。99年に見事再々演したが見逃した。71年の初演は観ていないし、唯一観たのが76年の再演だ。安奈淳松あきらで、演出が草野先生だった。今回は柚希礼音のソール。演出は藤井先生。「えーと。こんなだったっけ」といささか混乱してしまった。記憶よりもテンポが良くないのだ。場面から場面がどうももっちゃりする。40年前の作品だからなあ。カーニバルの場面がすごく良くて、その後のエピローグはなくてもいいような・・・。
むしろ、「めぐり会いは再び」が拾いもの。マリヴォーの喜劇「愛と偶然の戯れ」のミュージカル化で、脚本・演出は小柳奈穂子先生。タカラヅカの女性演出家は植田景子先生しか知らなかったけど、優秀な女性演出家がちゃんと増えていたのだ。お芝居はコンパクトながらうまくまとまっていたし、心理描写も無理がない、フィナーレのロケットもすてき。