フレデリック・バック展

taihouji212011-08-28

午前中「来るべき世界 宇宙大暗黒編」ゲラ。急いで近所のコンビニから発送。
一段落して、キングクリムゾン「RED」のHDCDを聴いてから木場。「ビストロ・ド・リヨン」のランチをはり込む予定だったのに、今日のランチは貸し切り。しょうがないので「丸金」でラーメン。そのまま東京都現代美術館。三好君が送ってくれた招待券の期限が9月2日までだったので、あわてて足を運んだのだった。森下文化センターでFMロッカーさんと辰巳ヨシヒロ先生の対談があって、そっちも顔を出すべきなんだけど、まあ。
展示は会場に入ったところに大きなモニターが並んでいて、「木を植えた男」を観ながら展示スペースに導かれるような構成になっていて、相変わらずうまい。ナレーションは三国連太郎。高畑さん監修の字幕版より、やはりこっちのほうが好きだ。
メインの展示はバックさんが美術学校時代に書いた習作や、フランスやカナダを旅して描いたスケッチ類など。ファインアートの世界から、挿絵画家としての成功を目指していたバックさんが、カナダに渡って結婚し、ちょうど登場したばかりのテレビの仕事に入り、次第にアニメーターとしての才能を開花させていく、という歴史がよくわかる。一昨年のメアリー・ブレアのときも同じことを感じたのだけど、勃興期の新しいメディアが若い才能を取り込んで開花させていく、というのがすばらしいのだ。
館内のベトナム風カフェで一服してから帰還。
今晩中に三八広告2本分のラフを考えないとなあ。