芭蕉通夜舟
朝から曇り空。遠雷も聞こえる。天気予報も雷雨だというが、締切は待ってくれない。
昼、神田の「ねぎし」に行くと、入っているビルの2階以上がビデオ試写室に変わっていたのでびっくり。もとは、小さなサラ金がぎっしりと入っていたはずなのだ。そう思って歩くと、雑居ビルに、あれほどたくさんあった小さなサラ金がほとんど消えて、ネットカフェだのビデオ試写室だのに変わっているじゃないか。
16時に原稿を送ってから、新宿。紀伊國屋サザンシアターでこまつ座公演「芭蕉通夜舟」。松尾芭蕉にはこまつ座初出演の坂東三津五郎。コロス役として4人の黒子を従えた一人芝居で、13歳から51歳での客死までの芭蕉を、芭蕉一門の歌仙三六句になぞらえた歌仙仕立てで描いている。客席の大半はインテリの団塊さんで、いささかびっくり。誘い合わせて8人ほどで来ていたグループもあって、そのパワーにこちらは圧倒されてしまった。
今日の一冊↓
- 作者: 井上ひさし
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1984/07
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