「キングダム」座談会&レミゼ

先日の手塚治虫文化賞贈呈式で、受賞者の原泰久さん、選考委員の永井豪さんにあたしが加わった座談会の様子が記事になっていました。
思いの外まともに喋っていたのでびっくり。
http://book.asahi.com/booknews/update/2013060600001.html?fb_action_ids=507015999351720&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582

「デジタルコンテンツ白書」の原稿を書いたあと。帝劇に。
レミゼ」を観てまりました。

キム・ジョンヒョンのジャン・バルジャン。吉原光夫のジャベール。新鮮な良いコンビです。
今回からは新演出になるわけで、映画が新演出なのかと思いましたが、そうでもなかったみたいです。マリウスの手紙は、ちゃんとエポニーヌが届けに行きます。
じゃあどこが新演出なのかと言えば、舞台装置ががらりと変わりました。
これまでの、可動式の巨大な2つのオブジェが、パリの下町になったり、カフェになったり、学生たちの砦になったり、というのが好きだったのですが、なくなりました。
で、アンジョルラスの死体が砦に逆さ吊りになっている、という感動的なシーンもなくなりました。
代わりに、映像が投影されて場面設定に使われています。
わかりやすくなった、といえばわかりやすい。でも、照明だけでパリの下水道を表現したような、びっくりするようなシーンはなくなった。
大衆向けってことなのかなあ。
ロンドンをまだ観てないので、帝劇だけでいろいろ言うのはまずいのですが、新演出はちょっと残念。
でもまあ、きっとまた足を運ぶだろうな。