踊る摩天楼

神保町シアターで「踊る摩天楼」を観てまいりました。
野村芳太郎が1956年に監督したミュージカル映画です。
舞台は東京のテレビ局。
番組の美術担当として働く気弱な男がダンサー・みどりに片思い。
彼は九州のお殿様の後継で、みどりは家老の娘で、幼馴染。
ところが、お殿様が勝手に見合いを決めて、家老を東京に送り込む。
お殿様が古川ロッパ。姉でミュージカルのスターが越路吹雪
お目当ては、まだ30代前半だったコーちゃんでした。
晩年のコーちゃんしか知りませんでしたが、30代前半のコーちゃんは実にチャーミング。
ルックスもダンスも歌も日本人離れしていました。
コメディエンヌとしてのセンスも抜群です。
ゲストで小坂一也とワゴンマスターズなども登場。
それにしても
記憶は当てにならないですねえ。
越路吹雪主演の『日曜はダメよ』を
1975年に観ていたのですが、ずっとサンケイホールだと思っていたら
フェスだったんですねえ。
パンフレットを引っ張り出してやっと分かりました。
これは老人力としておきます。