神戸〜司馬遼太郎

4日 神戸下見取材
8時の「のぞみ」で新大阪。在来線に乗り継いで三宮。新神戸まで直通で行くことも考えたのだが、旅の気分を盛り上げるためである。
高架下をぶらぶらと元町まで歩いた。それにしても、ずいぶん変わってしまったなあ。高架下は震災前に「ぴあ」で取材したことがあって、あの頃はワールドのアンテナショップみたいなものも含めておしゃれな店が多かったのだが、アメリカ村にでもありそうなカジュアル・ウエアやアクセサリーの店が増えていて、シャッターが閉まったままの店も多い。むしろ、ネーム刺繍のお店や生地屋さん、仕立て直しの店など昔からの店ががんばっているのが心強い。
元町に出て元町商店街南京町をぶらぶら。やはり神戸は元町のほうが好きだなあ。「元町バザー」や「岡田シルク」などのしぶい専門店や「サンワフルーツ」など、前に「ぴあ」で取材したことのある店に顔を出した。やはり震災でずいぶん店が代替わりしてしまったそうだ。南京町では「上海餃子」という水餃子専門店に入ってみた。水餃子が好きなもので、ふらっと引き寄せられたのだ。大連出身の店長さんからいろいろ話を聞いた。インフルエンザの影響がまだ続いていて、神戸の観光地はどこも大変らしい。料理はとてもおいしい。盛り合わせを食べた後で、さらに海老ニラ水餃子を追加注文。支払いを済ませてから「あとでちゃんと取材させて」と頼む。
トアロードから北野に出た。再開発で高層マンションが2棟もできていて、トアロードはすかり変わっていた。昔のあの感じが好きだったのになあ。「マキシン」本店と「ステーキ青山」が懐かしく残っていたので、「青山」へ。ステーキランチを食べるのは15年ぶりくらいかな。
北野方面に歩くと、北野小学校が「北野・工房のまち」という施設に変わっていた。校舎を活かした飲食と物販の施設だ。
異人館通りをさっそうと、と言いたいが、暑い。神戸の夏を嘗めていたなあ。それでも取材らしきこともしながら新神戸方面まで歩いて、ロープウエイで布引ハーブ園まで。ステーキ・パワーかもしれない。ロープウエイに乗るとゴンドラの中は蒸し風呂状態で、これまた辛い。とは言え、上から見る神戸港の景色はすばらしい。これで暑さは帳消しだな。
最後は、神戸港周遊の船に乗り神戸の夕景を楽しんだ。


南京町「上海餃子」7種類盛り合わせ

 

トア・ロード「ステーキ青山」



異人館通り「うろこの家」


布引ハーブ園から見た神戸港


地下鉄「みなと元町駅」駅舎(旧第一勧業銀行元町支店)


ポートタワー

5日
司馬遼太郎記念館取材。

館長の上村さんは、産経新聞のメディア報道部長だった時代にずいぶんお世話になっている。「マルチメディア」ページの立ち上げに平松さんたちとともに参加させてもらったのだ。取材後、いろいろ雑談。