鉄腕アトム オリジナル版 復刻大全集

昨夜、家に戻るとアマゾンに予約していた『鉄腕アトム オリジナル版 復刻大全集 ユニット1』が届いていた。雑誌『少年』掲載分の『鉄腕アトム』(『アトム大使』を含む)を本誌、別冊ともに完全復刻するというとんでもない企画で、手塚プロ資料室長の森さんの悲願だったもの。2000部限定全6ユニットで各14900円というのはちょっと悩んだのであるが、「これなら」と納得できる内容である。別冊は私だって結構持っているのだが、本誌分がない。それを古本屋でそろえることを考えたら安い。

「アルプスの決闘」の桑田二郎の代筆分というのは初めて見た。大阪時代の手塚先生の絵を意識しすぎていたのかな。妙に絵が古い。のちに手塚先生が描き直して単行本に収録した方がいい(当たり前か)。まだ、ざっと読んだだけだが、手塚先生は単行本の人だったのだなあ、と納得させられた。雑誌連載分も確かに面白いのだが、クォリティは単行本用に手を入れたほうがはるかに高い。一方で、別冊用の読み切りははじめからクォリティが高い。大阪の描き下ろし単行本で育った、というのが大きいのかも知れないが、本質的に大きな物語を描く人だったのだと思う。

来年の12月が完結予定なので、それまではがんばって仕事をして、購入資金をかせがないといけないなあ。

というわけで、今日も仕事をしたのである。「シグルイ」の入稿データを受け取り、「ダ・ヴィンチ」コラムの構成を考え、神保町まで資料探しに出かけ……。

※来週の予定※

20日 元赤城神社 御輿
21日 夜 コンサート
22日 未定 たぶん、デジハリ講義用のPPTつくり
23日 未定 同じく
24日 秋田書店シグルイ」入稿
25日 手塚プロ取材15寺から 夜、イーブック・ジャパン会食
26日 昼 ワイン試飲会 夜 Gペン倶楽部