国会図書館で調べ物

昨日は晴れたのに今日は雨。

数日前からどうも喉がいがらっぽくて痰が絡むので、インフルエンザだとまずいから電話をしてから医者に行く。「インフルエンザの検査をしてください」と言ったら、あっさりと「ただの風邪です」と……。「喉がちょっと腫れてますね」。ただの風邪のわりには、2000円もとられた。
昼は「きなりや」で野菜ラーメン塩。「沢口書店」に寄ったがめぼしいものはない。

午後は永田町の国会図書館まで行って調べ物。地味ではあるがここから佳境に入っていくのだよ。

ところで、こんなものを手に入れた。

昭和22年8月1日発行のカストリ雑誌「奇」である。版元は大阪市住吉区平野本町の近藤書店。B5版、表紙とも12ページで7円。表紙を描いているのは、生前の酒井七馬さんとも親しかった大坂ときをさんである。この頃から大坂さん自身が酒井さんと一緒に創刊したマンガ雑誌「まんがマン」の赤字を埋めるためにカストリ雑誌に乗りだしていくわけで、ちょっと面白いなと思ったのだ。「太融寺山門の怪」とか、「市岡の米屋殺し」とか、きわめてローカルな内容で、大阪の雑誌らしいとも言える。『新寶島』刊行前後の大阪の様子が伝われば、と思って入手した。