カールじいさんの空飛ぶ家

昨晩、テレサ・テンの「あなたと共に生きていく」を聴きながらふと思ったのだが、幸せというのは主観的なもので、それぞれの人が幸福を感じれば、それでいいのではないか。お金持ちになるとか、有名になるとか、そういうことが幸せな人もいるだろうし、そうじゃない人もいる。自分は、歌の中に出てくるような小さな幸せがいいのである。

テレサ・テンエッセンシャル・ベスト

テレサ・テンエッセンシャル・ベスト

で、今朝は曇りで寒い。阪神・赤星が怪我のために引退のニュース。嗚呼。

「まんがのソムリエ」の原稿を書く。年末なので長編もの、『風雲児たち』を取り上げることにして、昨日から格闘。長い話を2000文字で紹介するのはなかなか厳しいのであった。

昼は「めんや」。そばとカレーのセットをご飯少なめで。ここのカレーは昔の学食の味を思い出させてくれる。

5時にようやく完成したものを送信。6時から木場の109シネマズで「カールじいさんの空飛ぶ家」を観る。ピクサーのアニメは、本編の前の短篇も好きなのだが、今回の「はれのちくもり」も面白かった。本編は、泣いた泣いた。幸せなカップルの片方が先立つ、という設定に弱いのだなあ。老いて一人暮しの老人が、家を追われることになり、最後の決断として妻の夢だった、南米のロマンスの瀧まで家に風船を付けて飛んで行く決心をする。何故か、東洋系の少年が紛れ込んで、老人と少年は冒険の旅に出る。どうやれば、ああいう質感を出せるのか。とにかく画面は素晴らしく、「ATOM」の3DCGはまだまだだたのかなあ、と思わされる。伏線の張り方も見事で、素晴らしい映画だったと思う。ただ、思い出し泣きしてしまうのが…

明日は、午前中ロートレックを観て、午後2時から辰巳先生のインタビュー。