ファニー・ガール

10時半に家を出て赤坂。赤坂ACTシアター春野寿美礼のミュージカル「ファニー・ガール」。バーブラ・ストライサンド主演の映画を難波で観たのは中3のときであったか。もう40年も前なのか。伝説の女優、ファニー・ブライスの半生を描いたブロードウエイ・ミュージカル。
演出は宝塚の正塚先生。ショーの場面の華やかさを活かした洒落た演出である。ファニーには春野寿美礼。去年2月の「マルグリット」以来、ほぼ1年ぶりのミュージカルだけど、またうまくなっていた。これまでにも増した表現力がある。ファニーに思いを寄せる振付師・エディに新★感線の橋本じゅん。うまい!実にうまい。おささんが一瞬吹き出すところを見てしまった。ファニーの恋人・ニックに青年座綱島郷太郎。歌はまずまずだが、芝居はさすが。タキシードが似合っていて、伊達男らしい伊達男ってところ。ファニーの母に剣幸。これまたうまい。安心して笑って、うっとりして、泣いて。3時間満喫した。
赤坂の駅ビルでポルトガル料理のランチ。でね、家のものがニックはバトラーに似ていると言うのだ。とすると、ファニーはスカーレットなのかもしれない。