『恐怖の遊星魔人』

taihouji212010-03-05

小学館クリエイティブから水木しげる幻の単行本『恐怖の遊星魔人』の復刻版が届いた。版元の暁星がつぶれたために、水木さん自身ですら単行本が出たことを知らなかった、という曰く付きの作品。かつて籠目舎/ツァイトの撰集に復刻が収録されたことがあったが、今回は単行本スタイルの完全復刻版である。おまけとして、単行本未収録の『東スポまんが展』と貸本の原稿から切り取った複製コマ画(昔は原稿を切り取って読者にプレゼントしていたのだ)と京極さんたちによる『恐怖の遊星魔人読本』がついて専用ケースに納まっている。完全限定版で定価4200円+税金だが、水木ファンならずとも、マンガファン必携の復刻本である。
朝から確定申告の書類を書いてしまう。一昨年ほどではないが、とりあえず増収増益というのだから、感謝しなくてはならない。昼過ぎにようやく完成したので税務署まで持っていく。今日は晴れたので確定申告日和なのであった。
遅い昼は「カレーの店 ジンコック」。
うゑださんが「話がある」というので行くと、Sさんが昨日入院して今日が手術なのだ、という。退院は明後日、というので重篤というわけではないようだが、お見舞いの相談。
確定申告の控えをバインダーに綴じて、確定申告はこれにて終了。いらないメモなどをゴミ箱に入れる。いつもやっている儀式のようなものだ。
「せこむらいふ」のゲラを見て、ようやく原稿に戻った。
今から、徳間三賞の贈呈式に出かける予定。