ブックスキャナを買った

天気予報は晴れだったのに曇り。しかも寒い。
とうとうブックスキャナを買ってしまった。意外に軽くてコンパクトである。さっそく、「伴大納言絵巻」上巻をスキャンしてみた。上巻を使って絵巻物の中からモンタージュ理論を引き出して、あとで「戦艦ポチョムキン」を観て貰いながら、日本のマンガのルーツから、映画、そして戦後マンガへの流れみたいなものを提示できるとおもしろいと考えている。ＢＧＭもつけてみた。マーラー「大地の歌」から「青春について」である。
こういう面倒なことをはじめたのは、動かないものを動かすための先人の工夫と、今のマンガ表現、これがデジタル時代にどう変わっていくかが説明できるのではないか、とにらんでいるのだ。これって文章で説明するのは難しいので、講義とか講演の形にしようというわけだ。
ほかにも今年はＰＰＴにデータ化したものを使って、なるべく絵や写真、動画で確認してもらえるような講義を試してみようと思う。

伴大納言絵巻 (アートセレクション)