朝から土砂降り

さあ出かけようとしたら土砂降りの雨。神奈川の方では大雨洪水警報も出たらしい。
小やみになるのを待ちながらビル・エバンスのLPなど聴いていた。全体に、なかなかしっかりした音になってきたのでちょっとうれしいのである。ただし、田中さんの「オーディオジコマン開陳」にあるような地下鉄の振動音が聞こえるところまではいかない。まあ、そういう音まで無理して聴きたいとは思わないのだけど……。

Sunday at the Village Vanguard

Sunday at the Village Vanguard

そもそも、あたしがオーディオを揃えたのは大学の夏休みにバイトで稼いだお金で買ったものが最初だ。それまでは父親が昭和30年代に買ったコロムビアのアンサンブルステレオという家具調のもので我慢していた。今はなき日本橋・二ノ宮無線で買ったのは、プレーヤーがビクターのJL−B41。4チャンネルが使えたがステレオでしか使っていない。アンプがDENONのPMA350Z。スピーカーがダイヤトーンDS251Mk2。いずれも銘機とは呼ばれているがオーディオとしては普及機である。アンプは500Zが欲しかったのだけど予算がなかった。これをずっと使っていて、会社は寮に入ったのでオーディオどころではなく、コーラルのスピーカーユニットを自作のバスレフに入れた小さなブックシェルフ型スピーカーとテクニクスのUOZのコンポ崩れアンプとアイワのデッキでテープに録音したものを聴いていた。アキュフューズが欲しかったのだけどねえ。その後会社を辞めたこともあってオーディオ地獄にははまらずにすんだ。が、大阪では真空管アンプ自作という別の地獄にはまった。今はアンプは自作のものが6台。プレーヤーはパイオニアのPL50L。日本橋の南海オーディオで買った中古。ターンテーブルのシートはソルボセインのものに替えている。スピーカーは長谷弘のバックロードエンクロージャーにフォステクスのフルレンジ+フォステクスのスーパーツィーター。電源ノイズ対策にはノグチトランスのアイソレーショントランスを使っている。電信柱のトランスをマイトランスにする根性はないから、コンセントのところでノイズを遮断しているのだ。ファイメットコアのトランスが欲しいが、オリエントコアのものでがまん。いずれもいたって安上がりである。身の丈にあった贅沢、というわけだ。
そんなことをしていたら雨足がましになってきて、大急ぎで仕事場に。某組合報の入稿作業続き。20年以上もやっていて慣れているとはいえ、必要な作業と必要な時間に変化はない。
昼は、駅前の「思案橋」を目指していったのだが閉まっていた。しょうがないので「太源ラーメン」。
午後も某組合報の作業。6時過ぎに印刷屋さんに送った。
水木MOOKのゲラも耼田さんに戻した。
でまあ、世間はGWなのだが、こちらはそういうわけにはいかない。カレンダー通りに出てきて、連休明けには原稿を2本納めて、そのあとにはコミックDVと「幽」の編集作業や漫協賞の審査やデジタルコンテンツ白書の編集委員会が待っている。新書もきりをつけないとまずい。大丈夫か!?