借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

taihouji212010-08-27

午前中は月末の銀行関係を片づける。
家賃の支払いも済ませる。いよいよ今の仕事場も14年目に入る。2、3年のつもりだったのだけどはやいものだ。
メールでの依頼などもすませて、昼は「磯はな」。
そのまま木場に出て、都立現代美術館の「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を見学。
混んでいるのじゃないかと心配したが、待ち時間なし。この暑さではしょうがないか。展示はアニメ「借りぐらしのアリエッティ」の床下に住むこびとたちの世界を映画美術監督種田陽平がリアルに再現した、というもの。我々がアリエッティたちのサイズになって床下の家を体験するというスリリングな展示だ。細部まで完璧につくりこまれたセットはアニメーションの世界そのままで、アリエッティたちから見た人間の部屋をのぞくと、人間とこびとたちのサイズの違いが歴然とする。これは楽しい。住んでみたくなる。ただ、後半の種田さんのこれまでの仕事をふり返る展示はちょっと物足りなかった。映画のセットは撮影が終われば用済みなので残っているのはスケッチや写真しかない。あとは映像だ。展示で見せるというのは難しい上に、アリエッティの世界のインパクトが強すぎた。相対的に物足りなく思えるのだ。
木場公園を横切って、木場駅からメトロに乗り仕事場に戻って、請求書などを書き、『ナニワ銭道』の解説にかかる。