馬桜師 談志十八番に挑む

忙しい中、少しだけ抜け出して、お江戸日本橋亭でGW恒例の鈴々舎馬桜プロデュース公演を聴いてきました。この時期1日、3〜5日昼から夜までというハードな高座ですが、今年は早くも19回目。
平日となる1日の昼の部は「つばなれしないかも」と師匠も心配しているので、毎年足を運ぶようにしていましたが、去年、一昨年は仕事で行けなかったのでした。
「つばなれ」というのは、ひとつ、ふたつと数えて、ここのつ、とお、と十で「つ」がなくなることです。
「一から十まで<つ>は揃うておるか」
「揃うております」
「なに? ひとつ、ふたつとは言うが、とおつとは言わぬぞ」
「いえ、5は<いつつ>と申しまして、ここに<つ>がひとつ余分にございます。ですから、<つ>は10揃うております」
(「佐々木裁き」より)
というのは余談。
昼の部は「談志十八番にいどむ」と題して、師匠でもあった談志師の十八番から
「ぞろぞろ」「つるつる」「ねずみ穴」の三題。
客席は無事「つばなれ」しておりましたが、馬桜師匠はちょっと緊張しておられたような気がします。

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