アマテラスなど

本日もお昼休みは、神保町シアター。「透明人間」を観ておりました。旧日本軍が生み出した透明兵士の生き残りが、戦後日本でピエロのサンドイッチマンとしてひっそり暮らしている。そんな男が、透明人間の名を騙って強盗事件を繰り返すギャング団に立ち向かう、というお話。ピエロに扮していれば、常に化粧をしているから普通の人間として暮らせる、という設定はいいし、彼が助けようとするのが盲目の美少女というのもいい伏線なのですが、全体にご都合主義な展開が気になります。つまりB級作品ではありますが、都電が走っていた銀座の街角やキャバレーの場面などは参考になります。
午後はゲラを片付けて、夜は、赤坂ACTシアターで「アマテラス」。玉三郎WITH鼓童というよりも、鼓童WITH玉三郎の舞台。天の岩戸の神話をもとにした舞台で、第一幕は天照とスサノオの戦い。スサノオやったのは誰なんだろう? 第2幕のほうがはくりょくがあっていいですね。感動の舞台でありました。