母が身罷った

 2月26日から食道がんで入院していた母親が、本日1時15分に他界しました。
 食事がのどを通らなくなってあわてて入院したために、すでに末期がんでした。膨れ上がったがん組織が心臓も圧迫していて、手術で除去するのも難しい状態で、抗がん剤治療を続けていましたが、どういうわけかがん細胞が点滴の栄養分で力を増していたようで、抗がん剤もほとんどききませんでした。
 とにかく何も食べられないのがつらいとこぼしていましたが、簡単な食事ができるようにがんで膨れている食道内部にステントを入れて、おかゆ程度なら食べられるようになったあたりから、逆に衰弱していきました。
 昨日の夜からさらに容体が悪化したので、お昼前に病院に。そのときは酸素吸入を受けながらも、話程度はできたので、こちらもつい安心して1時前に「また来るから」と病院を出て、神田の事務所に戻ると、亡くなった、という電話。
「早く元気になって」と声をかけると、かすれた声で「もうええよ」と言っていたので、ようやく苦しみから解放されたのだと思います。
不思議なのは、朝方、5時くらいに急にファックスが動き出して、7時くらいまで何度か同じ症状が出たこと。それで心配になって、昼前に病院に行ったのでした。当初は、1時過ぎに出るつもりだったので、呼ばれたのかなあ。