下町の太陽

お昼休みは神保町シアターまで。
山田洋次監督の「下町の太陽」を観てまいりました。
きのうのマチネを予定していたのですが、原稿が終わらなかったのでした。
80手前と思しきお兄さまたちが誘い合わせて来ていたりして場内は7分の入り。
1963年の映画ですが、なぜかリアルタイムでは観ていません。
テレビやビデオでは何度か観ていますがやはり映画館ですね。
主演の倍賞千恵子や相手役の勝呂誉、早川保もですが、鉄工所で働く勝呂の同輩の石川進が実にいいですねえ。
下町の老人たち、東野英治郎左卜全、武智豊子もすてき。
ダンパで歌う青山ミチもかっこよかった。
銀座、曳舟錦糸町、浅草の風景もぐっときます。
翌年のオリンピックでこの風景もがらっと変わってしまいます。
まだ、人々がお金よりも大切なものを忘れていない時代の
メルヘンのような青春賛歌でした。