酒井七馬「鉄拳ボーイ」

ついさっき「藤子・F・不二雄全集」第1回配本の3冊が届いたのだけど、これは明日にでも感想を書くとして、本日は酒井七馬の赤本『鉄拳ボーイ』を入手した。昭和25年1月発行で、版元は吹田市の三彩堂。幼年向きのウエスタンである。主人公は少年保安官のポカちゃん。銃の名手だけど、鉄拳でポカポカと相手をやっつけるのである。絵がうまいのはさすがだけど、構成もなかなか見事である。

最近になって酒井さん関係の古いまんがをいろいろ集めているのはほかでもない、5年後に「没後45年回顧展」をどこかでやろうと企画しているのだ。一緒に、西田静二や大野きよしの本も並べて、中座のパンフレットや新聞連載など赤本以外の仕事も含めてその業績を回顧できればいいな、と思う。5年もあればコレクターにはかなわないものの、いろいろ手に入れられるのではないか、と甘いことを考えているのだ。紙芝居が問題なのだが、これは児童文学館があるうちに交渉してコピーを展示させてもらう方向だろう。会期後は、集めたものはしかるべき施設に寄贈するつもりで、京都のMMがその時に存続していればいいのだけど……。


パワーポイントの修正をして、「まんがのソムリエ」の原稿を書き、「せこむらいふ」のアポ取りをし、まあまあ忙しい一日。