大藤信郎展

暑い。6時くらいならもう少し涼しくなってくれないと……
ゲゲゲの女房』で水木さんの担当編集者が言ったセリフ。「安全パイばかりでは勝てない!」。これは、日本中の編集者に聞かせたい。
『まんがのソムリエ』の修正を送ってから、秋田書店まで入稿に出かける。
午後、京橋のフィルムセンターまで「大藤信郎展」を観にいく。セルではない日本独自のアニメ表現を開拓した孤高のアニメーター・大藤信郎の生涯と作品を辿る展示。千代紙、色彩セロファンなどを駆使した作品で世界からも高い評価を受けた大藤が、千代紙、セロファン、セルを複合して完成を目指し、その死によって中断された「竹取物語」の、残されたセル画を『カフカ田舎医者』の山村浩二の監修で動画化した映像も公開されている。でもまあ、圧倒されるのは抜粋上映の『幽霊船』(1956)だなあ。24日は津堅先生のトークもあるようだ。予定に入れておこう。

アニメーションの先駆者 大藤信郎 孤高の天才 [DVD]

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戻って、たまっているゲラなど見る。