四十九日/ネクスト・トゥ・ノーマル

日中は母親の四十九日。
遺言どおりに、孫たちのいる東京に墓をつくり、身延山に分骨することに。実は全て身延山に連れて行ってもらいたかったのかもしれないけどねえ。
夕方からシアタークリエでミュージカル「ネクスト トゥ ノーマル」。正常のお隣ってことですかね。
オフブロードウエイからヒットして、ブロードウエイでも大ヒットのミュージカルですが入りは7割くらい。団体が売れ残った感じですね。
平凡な家庭の平凡な主婦。しかし、彼女には17年前に生後8ヶ月で死んだ我が子の幻覚が、その成長した姿として見えています。夫は必死に彼女を直そうと精神科医に連れて行きますが、薬は効かずにすでに17年の歳月流れてしまっています。二人目の子どもは兄と同じ年に育っていますが、母親はいまだに彼女とを心から愛せずにいます。
現代アメリカの病理が描かれて、おそらくアメリカ人には好評だったのでしょう。
日本人にはちょっととっかかりが難しいのかもしれませんが、後半はぐいぐい引き込まれました。
母・ダイアナに安蘭けい、幻の息子ゲイブに辛源、夫・ダンに岸祐二、娘ナタリーに・村川絵梨ほか。
音楽も素晴らしい。