中国製807アンプ

taihouji212013-11-08

島倉千代子も逝去・・・・・
なんだかなあ。
近頃のように自分が子どもの頃から親しんだ人たちが次々にいなくなると、「ああ、いよいよ次は自分かな?」とつくづく思います。
まあ、いいんですけどね。

中国製のアンプがあまりに安かったので買ってしまいました。
fu7jという807の中国版を使ったシングルアンプです。
送信管ですが構造的には6L6のトッププレート版なのです。
6SN7の二段増幅とfu7はUL接続です。日本なら6SL7のパラとかSRPPだったのかなあ。
2万円を切っているので、国内で部品を揃えるよりずいぶんリーズナブル。
「そんなにアンプ買ってどうするの」と横で騒いでいる猫がいますが・・・。

まだまだエイジングが必要な感じですが、心配したノイズや発信はありません。
アースの引き回しはなかなかの手練れです。
いかにも中国だな、と思ったのは、パイロットランプが省かれていたことです。
東京真空管商會の先代が生きていたら、延々と説教されたでしょうね。
設計者は、真空管のヒーターの明かりで十分だと思ったのかもしれません。

6L6族といえば
実は、新世界のサントリーバー「ベビー」に行きはじめて
本格的につくった最初のアンプが6L6シングルでした。
初段を12AX7のパラにして、出力段がUL接続。
あのあと、いろいろつくって、ここに還ってきたのかな。
ビーム管の音はいいです。